先日、税務調査というのを初経験しました。
税務調査を経験されたという人は、どのくらいいるのでしょうか。
私の場合、流れとしては、初め顧問税理士の先生宛に税務署から連絡があり、その後、日程調整へという感じでした。
日程は、朝~夕方までの丸2日間。
税務署側は、連絡から2週間後が希望でしたが、こちらの希望を出して4週間後にしてもらいました。
まず、税調=マイナスのイメージ しかありません。
「何かしら持っていかれる」「お土産が必要」「調査官が高圧的」 など(噂ですが)。
知り合いに「今度、税調があるんですよ」と話すと「災難ですねぇ」と言われます。
たとえ脱税をしていなくても「そういう見方もできるよね」と調査官が言い出すと面倒です。
ということで、入念に準備せねば、ということで業務の合間で準備してました。
久し振りに疲れました(しかも1円にもならないので余計に疲れます)。
普段も整理しているつもりでしたが、業務効率を最優先していたので税務調査は意識していませんでした。
で、具体的に行った事前準備は以下になります。
事前準備
- 税務調査、税法について勉強(本、WEB、DVD、知人、税理士で下調べ)
- 直近3期分の総勘定元帳・原始記録のチェック
- 原始記録の整理
- 事業概要、業務スキーム等の説明方法を確認
- 顧問税理士との打合せ、リハーサル
- 税法上、問題点になる可能性のある箇所をチェック など
ただ、こういったときは、実体験を聞くことが手っ取り早いです。
実際、同業の税調経験者からの話、経験豊富かつ税務署上がりの税理士の先生(顧問税理士ではない)との打合せが役立ちました。
こちらは何も問題ないと思っていますが、無駄にゴタゴタしたくはないので何事も情報収集は重要です。
税務調査
税務調査の当日は事前準備の甲斐もあり、スピーディに行え、予定より時間を短縮出来ました。
2日目の最後に1箇所を疑問点を指摘され、議論になり、再度1週間後に再度調査官との打合せを行いましたが、細かく説明をして、ご理解頂けました。
担当者は好意的だったと思います。
とりあえず、開放。
あとは税務署からの最終回答待ちです。
追記:問題なしでした。
感想
税務調査の感想としては、国のために税金を払うというのは分かりますが、まず、税法自体が曖昧な表現が多く複雑、また時代に則していないところがあると思いました。
税に関する資料で”総合的に判断して”という文言を見かけましたが、これはどうかなと思いました。
もちろん判断するのは税務署ですので、納税者ではありません。
税務申告を納税者に委ねているいる以上、とにかくシンプルにフェアかつ分かり易くしてもらいたいです。
常に制度をブラッシュアップしていってほしいです。
電子化されつつある今、印紙税は必要なのかと思いますし。
現状は複雑ですし、これは二重・三重課税じゃないか、と思わせるようなものありますし、
税法は、すべての人が利用するものですので、分かり易くというのは、重要というかマストです。
税金問題も北欧型でいくか米国型でいくかなど言われておりますが、
「税金が高い国は、若者のモチベーションは下がる」というのはあると思います。